無柱で大空間を実現
木造のラーメン工法による自由な空間設計
木造建築物の建築法規の範囲内であれば、どんな広さ、スパンにも対応可能です。階層ごとに別の工法と組み合わせるなど、発想次第で可能性を無限に広げることが出来ます。
ラーメン工法の特徴
① 大空間・大開口設計が可能
構造用大断面集成材の梁と柱を、特殊金物などを用いて強力に接合することで木造建築におけるラーメン構造を実現します。
柱と梁だけでオフィス・店舗・倉庫・住宅などの木造建築に安心の空間を構成できるため、耐力壁などの配置を気にしない自由な空間設計ができ、3階・4階の建築物へも対応可能。
生活スタイルの変化に伴うリフォームにも柔軟に対応できます。
② 工期の短縮が可能
鉄筋コンクリート造などの従来の建築方法に比べて、コンクリートが固まるまで待つ必要がなくなる分、工期の短縮が可能です。
③ 一部補助金対象
県産材を使用することで、県市町村が実施している各種補助金を利用することができます。
④ CO2削減に貢献
植物は成長の過程で二酸化炭素と水を取り込んで酸素をつくる光合成を行います。光合成を繰り返して成長した木は二酸化炭素を多く取り込んでいます。(炭素固定)
炭素固定している間、大気中から二酸化炭素を減らすことができ、木材を建築に使用すると長期間効果が持続し続けることになるので、鉄筋コンクリート造→木造にすることで二酸化炭素の削減に貢献できます。
木造ビル第一号となるウッドテクノス(株)の事務所棟が完成。
(2024年竣工)
高知県産材による大断面集成材を使用した木造ビルとして、全国へ発信していきます。これまで、鉄骨造や鉄筋コンクリート造が多かった4階建てまでの建築を、高知県の木材と技術で建てることができます。これからの木造建築の一つとして、普及・推進して参ります。
【建物概要】
事業主:ウッドテクノス株式会社
統括:艸建築工房
構造:北添建築研究室
施工:東山建設株式会社
構造材・製造・加工:ウッドテクノス株式会社
建築面積:108.00m2
延べ面積:171.02m2
主スパン:7m
柱ピッチ:3m
階高:3.2m
階数:2F